お金の相談は何処で?

資産運用

皆さんの近所にはお金の相談するところはありますか?銀行さん?郵便局?保険屋さん?相談できるところや頼りになる人が近くにいると安心ですね。今回は身近な金融機関について解説していきます。

このヒントでわかること

どこで相談したらいいかわかる!

目的別で相談しに行く場所がわかる!

金融機関の基本的な業務がわかる!

■銀行(都市銀行、地方銀行、ネット銀行)

①お金を預けるところ。皆さんからお金を預かります。ほんの少し金利が付きます。便利な使い方としては、定期積立の設定をすると月○万円を定期預金に回していくことができます。増えなくてもいいから短期間ですぐに使えるようなお金をためておきたいときの準備に便利ですよ。

②お金の運用の相談ができます。特にNISAや積立NISA、イデコの口座開設に力をいれています。ここでの販売手数料が収益になります。外貨の運用も行っております。

③銀行にもよりますが、医療保険や生命保険の相談ができます。(種類は少ないです…)これも②と同じく販売手数料が銀行の収益になります。

④お金を借りることができる!皆さんや企業などへお金を融資します。住宅ローンやマイカーローン、企業の借入金などです。皆さんから0.001%などの超低金利で預かったお金を、他の人や企業へ3%とか5%とかで貸し付けるんです!ここの金利の差額が収益になっているんですね〜。

■郵便局

郵便局は、「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命」「日本郵便」と業務が3つに分かれています。金融機関の位置付けから、ゆうちょ銀行とかんぽ生命についてお伝えします。

 ゆうちょ銀行も上記の銀行とほとんど変わりないです。預金ではなく、「貯金」という名目になっています。保険分野はかんぽ生命が専門としてやっています。かんぽ生命は「簡易」な「保険」という言葉が省略されて今のかんぽ生命になりました。積立系の保険に医療保険がついている保険を数十年前から販売しております。少し前にノルマの問題になった商品です。ちなみに学資保険は郵便局によって1971年に創設されました。

■証券会社(店舗型証券、ネット証券)

株式、債券、投資信託、投資性保険を扱っています。NISAなどを検討するために調べた方も多いかと思います。主に運用メインの相談場所です。自分のリスク許容範囲や資金の性質にあわせて運用商品を選びます。注意することは、証券会社の営業員からの言いなりになって買ってしまうと後悔してしまうかも…

①株式とは、会社の資金を出してくれた人に発行した証券です。この証券を持っていると会社に利益が出たら配当という形で利益還元率してくれます。そうなると他の人もその会社の証券が欲しくなり、株価が上がるということになります。逆もしかりで、利益が出せなくなってきたら株価が下がります。最近では株主優待を目的に株をやっている方も多いですね。何処の会社の株を購入するかを探すことが株式投資の醍醐味ですね。

②債券とは、国や会社かお金を貸して欲しいときに発行する証券です。金利を払いますのでお金を貸してくださいということですね。国が発行すると国債、会社が発行すると社債といいます。外国通貨の債券もあり、そのまま外国債券と言います。ドル建てがメインですがユーロ、南アフリカなどの外国債券もあります。債券の金利は、発行したところの信用が高いほど金利が低く、信用が低いと金利が高くなります。信用が低いと、「倒産、破綻リスクが高い」と判断されて誰もお金を貸してくれません。じゃあ金利高くするので貸してくださいとしているのです。定期的に利息が入ってくるので株式よりも安全性が高い運用方法です。基本的には債券の価値(債券価格)は、株価とは逆の動きをすると言われています。

③投資信託とは、運用専門の人が、将来成長する会社や安定して金利を貰えそうな会社を探して、その会社の株式や債券を購入して運用してくれる運用商品です。信じて託すわけです。日本以外にも世界中から有力な会社を探したり、安定した外国の債券を購入したりします。でも無料で運用してくれるわけではなく、信託報酬といった手間賃がかかります。これは運用がうまくいってもいかなくても支払います。テーマ型とインデックス型とに別れます。テーマ型は「環境ビジネス」や「AI」など、そのテーマに力を入れている企業を探し投資します。探すのでコストがかかるので信託報酬は高めです。インデックス型は「TOPIX」「ナスダック」など、株式指数に合わせた運用を目指した投資信託です。指数と同じ配分で投資すればいいので、極論ですが運用専門の人が新人でも、「この配分でいいんだよ」と目安があるのでコストがかからない、信託報酬が低いです。国が設定した積立NISAはインデックス型の投資信託を運用対象としています。テーマ型投資信託(アクティブ型ともいいますが)は、手数料や信託報酬が高く、投資専門のサイトなどではあまり推奨されていない投資信託ですね。

■保険

入院して生活費の他に医療費が予定外にかかったり、家族が亡くなって収入が激減してしまったときに家庭に経済的な危機が襲ってきます。そんなときにお金(保険金)を支援してくれるのが保険になります。

①医療保険とは、入院したときに1日5000円などが支払われたり、手術したときに手術給付金が支払われます。また、特約でがんや三大疾病、女性特有の病気になったときに備えたりします。

②生命保険とは、亡くなったとき残された家族が生活できるように備える保険です。家族の生活費や教育費を準備するので、家族構成などで必要となるお金が変わってきます。よくFP相談で「ライフシミュレーションをしましょう」というのは、将来かかる自分のお金の計算と、亡くなってしまったときにかかる生活費の計算をして保険の見直しをしましょうということなんです。

③年金保険や学資保険は、一定期間、例えば子供が18歳になるまで、もしくは自分が60歳になったとき等までお金を貯めたいというものです。20年前などでしたらまだ利率も高く、「銀行よりも増える」実感がありましたが、今は増えません。10年以上も拘束されてあまり増えないというのは今の時代に合いにくいかもしれません。また、「子供が生まれたから学資保険に入らないといけない」という義務もございません。今は10年以上の中長期な積立はいろいろな選択肢がありますね。

まとめ

いかがでしょうか。お金について聴きたいことを目的別に分けてみました。わからないことを聴きに行くことは大切ですが、事前に自分でも予習しておくことが大事です。自分の目的にあっているか?話の方向性はあっているか?自分の希望と商品性はあっているか?「あっているか?」の確認がとても大切です。

ご覧いただきありがとうございました。

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