生命保険について

保険

生命保険とは何か?単純に「死亡保険」と言われるものです。「まだ若いし死なないよ!」「生命保険はいらないよ」と考えている方も、「家族もいるし、いくらあったらいいのか…」と考えている方もいらっしゃると思います。年齢、性別、家族状況、立場によって考え方がたくさんあるのが生命保険です。ここでは生命保険の備える金額、期間を一緒に勉強していきましょう。

このヒントでわかること

亡くなったときに必要なお金のイメージがわかる。

■生命保険とは

生命保険とは、「自分が亡くなったときに、お金を渡したい人に渡せるようにする」ための金融商品です。渡したい人というのは一般的には親、配偶者、子供、孫等になります。渡す理由は「遺された家族に不自由をかけない」ためです。例えば生活費を準備したり、葬儀代を準備したりといったものです。生命保険の目的は、「遺された家族に不自由をかけないように加入する。」といったところです。

ではいくらくらいあったら安心なのでしょうか?

目安ですが、死亡整理資金、生活費、教育費の準備資金を保険金として備えるケースが多いです。注意することは、独身、既婚、子供がいるかいないかなどといったケースで保険で備えるための金額が変わるという点です。シンプルに考えるとしたら、「亡くなったときに子供がいるかいないか」になります。これは子供を、例えば面倒を見ないといけない親がいる場合は子供を親に置き換えて生活費を考えてください。

■子供のいない人

子供がいなければほとんど必要ないです。強いて言えば葬儀代の緊急資金を保険で備えておくと家族の負担が軽減するくらいです。以前は数百万円などの葬儀代準備の生命保険を希望する人もいましたが、コロナ自粛以降は小さいお葬式が主流になり葬儀費用もぐっと小さくなりました。200万円もあれば葬儀代、遺品整理などに使ってもらえる金額でしょう。

■子供のいる人

配偶者がいる場合は、生活費、教育費、葬儀代といったところです。生活費の目安としては、遺族年金が遺族に支払われますので、その足らない生活費を保険で備えておくと安心です。遺族年金の目安は子供のいる人でおよそ11万円。(日本年金機構参照) 生活費が月30万円の方は、

30万円 ー 11万円 = 19万円 (月に不足する生活費)

20年間準備するとしたら、

19万円 × 12ヶ月 × 20年 = 4560万円

配偶者の方の収入が安定しているならば4560万円から差し引いたらいいでしょう。

子供の教育費は、お子様の人数 × 約1000万円 を目安とします。進路によっては1500万円で考えてもよろしいかと思います。

※生活費の備え方ですが、専業主婦、専業主夫の方にも生活費を守る保険がある方がいいです。理由は、家事の仕事量は年中無休、年収で言うと500万円くらいの仕事量になります。誰かに家事を手伝ってもらったり、場合によっては子供を見てもらう必要もあるので、そのための保障がある方がいいです。子供が自分で何でもできるようになる18歳くらいまでの保障があると安心ですね。

配偶者がおらず、子供だけが遺されてしまう場合は、生活費の準備は多めにしておくほうがいいです。理由は子供を見てもらうにはどうしてもお金に頼らないといけなくなるからです。

まとめ

自分の環境で生命保険の備え方、備えるための金額が違ってきますので、誰と一緒ということがないのが死亡保険金の金額になります。最後に重要なのが、「今の貯金がいくらあるか」です。この貯金分も差し引いた金額が生命保険の必要保障額となります。自分の資産を見直しして、家族と話し合って生命保険の金額を考えましょう。かけ過ぎは無駄ですし、足りなければ家族に負担をかけてしまいます。

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